同じトイプードルを飼う犬友達さんとの会話で。
散歩に行きたいとき、お腹が空いたとき以外は愛犬はよく寝ることがほとんど...。睡眠時間が長くて寝てばかり。
そんな愛犬を見て、こんなことを思う。
いつも遊んでた子犬の頃にくらべて、今では寝てばかりなのはなぜ?
よく寝る姿に体調が心配になる...どこか悪いところがあるのかな?
でも世間では、犬はよく寝ると長生き、寿命が伸びるとも言うし。犬がよく寝ることは、本当に長生きにつながるの?
こんなことが、話題にあがったことがあります。
わが家の愛犬も、一日中よく寝ることは日常的。犬がよく寝るのはなぜ?知りたいですよね。
そこで、今回の記事では、犬がよく寝ることと長生きの関係性について深堀りして行きます。
この記事で分かること
- 犬がよく寝ることと長生きは本当に関係がある?
- 犬の平均睡眠時間や睡眠の特徴は、人と異なるって本当?
- 犬が長生きする睡眠の秘訣(コツ)4つを紹介
実は、犬の睡眠時間が長いと感じるのは、人の睡眠時間と同じように見てしまうから。
なので、犬の睡眠の特徴が分かると、長生きさせるための睡眠環境のサポートや、良質な睡眠の取らせ方も分かるようになりますよ。
このブログでは、トイプードルと長年暮らす私が、実際に役に立った愛犬グッズや情報をお伝えしています。たくさんの飼い主さんにお届けできれば幸いです♪
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目次
犬はよく寝る方が長生きする?健康寿命を延ばすには良質な睡眠が必要
最初に結論を言ってしまうと、よく寝る犬は長生きにつながります!
理由は、良質な睡眠が取れる犬は健康につながり、健康でいられることは長生きにもなるからです。
ポイントは、良質な睡眠が取れること。
ただよく寝ることが長生きにつながるのではなく、犬にとって十分な睡眠が満たされるのかが大きなカギ。
なので、あなたの愛犬に必要な睡眠時間が満たされれば「健康=長生き」につながります。
また、犬の長生きの秘訣(コツ)としては、良質な睡眠だけでなく以下のバランスを取ることも大切。
犬が長生きする秘訣(コツ)
- 過ごしやすい室内環境
- 偏りのない食事
- 散歩などの適度な運動
- 愛犬とのスキンシップ
犬にとって、心身ともに快適に過ごせることが、健康への第一歩なのですね。
これは、人も犬も同じことが言えますね。
そのためには、まずは犬の長生きの秘訣(コツ)である、寝不足を防いで行くことが大切です。
健康長寿になるために、犬がよく寝ることのなぜ?について理解を深めていきましょう〜♪
よく寝ることは長生きにつながる!犬の平均睡眠時間はどれくらい?
実は、私たち人が寝る平均睡眠時間と犬が寝る睡眠時間はまったく異なります。
また、眠りの質についても違うので、私たち人目線で見てしまうと「犬は寝すぎ」って思ってしまいますよね?
この睡眠の違いは、この2つの特徴で説明ができます。
人と犬の睡眠の違い
- 犬の睡眠時間は長い
- 犬の眠りは浅い
これらを知ることで、犬がよく寝ることの理解が深まりますよ♪
犬の睡眠時間は長い
犬は、人と比べると睡眠時間の長い動物です。
個体差はあるものの、人と犬の平均睡眠時間を比較するとこんな感じ。
小型犬(成犬)の場合
人の平均睡眠時間
6時間〜7時間
犬の平均睡眠時間
12時間〜15時間
人の睡眠時間を基準に見ると、およそ2倍の差があることが分かります。
ちなみに、犬の年齢によっても睡眠時間は異なります。
年齢 | 平均睡眠時間 |
子犬(生後〜1歳まで) | 14時間〜16時間【たくさん遊んで、たくさん寝る】 |
成犬(2歳〜6歳まで) | 12時間〜15時間【小型犬より大型犬の方が長い】 |
老犬(7歳以降) | 17時間〜19時間【休息時間が長くなる】 |
ここでは、犬は人に比べて長い睡眠時間が必要な生き物と言うことが分かればOKです。
犬の眠りは浅い
また犬の眠り方にも、人と異なるところがあります。それは睡眠の質です。
レム睡眠(眠りが浅い時間)と、ノンレム睡眠(眠りが深い時間)はご存知ですか?
私たち人も犬も睡眠中は、このレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返し眠っています。
だけど、人と犬の違いは、このバランスの割合が異なるので眠り質も異なるのです。
実際に比べてみると、まったく違うことが分かりますよ。
レム睡眠(眠りが浅い時間) | ノンレム睡眠(眠りが深い時間) | |
人(成人)の場合 | 約20% | 約80% |
犬(成犬)の場合 | 約80% | 約20% |
これを見ると、犬の方が眠りが浅いと言うことが分かりますね。
つまり、犬は熟睡している時間が短いと言うことです。
だから寝ていても、物音がするとすぐに目を開けたりするのですね。
犬は眠りが浅いため、睡眠時間も自然と長くなってしまうのです。これが人と犬の睡眠の質の違いです。
人と同じ睡眠時間で考えてしまうと、犬にとってはそれは寝不足。健康の大敵と言えますね。
犬の長生きの秘訣は、とにかく健康であることです。まずは、愛犬の睡眠環境を整えてあげましょう。
よく寝る犬が長生きするための秘訣(コツ)4つ!睡眠環境を整えよう
犬を長生きさせる秘訣(コツ)は、室内の睡眠環境を整えること。
日常生活の中で、以下の4つのことを気を付けてあげましょう。
犬が長生きする4つの秘訣(コツ)
- 室内の睡眠環境を整える
- 偏りのない食事を与える
- 適度な運動をさせること
- スキンシップをしっかり取る
愛犬を長生きさせる秘訣(コツ)は、特に難しいことではありませんよ。日々の積み重ねが大切です。
ひとつずつ解説して行きます。もしできていな?と思ったら、改善してみてください♪
室内の睡眠環境を整える
室内環境を整えて、安心して寝ることができれば、愛犬の睡眠の質も良くなります。
犬が長生きする家を目指したいところです!
そのためには、以下の環境を整えることから始めましょう。
愛犬が快適に過ごせる室内環境
- 心地よい寝床をつくる
- 快適な室内温度(湿度)が保たれている場所
- 静かな場所で睡眠が取れるようにする
私たち人も同様、快適な寝室であればぐっすりと寝られますよね!
それと同じことを愛犬にもすれば良いだけです。
心地よい寝床をつくる
まずは、愛犬が安心して過ごせる寝床から用意してあげましょう。
落ち着いて過ごせるベッド(またはケージ、グレート)は、愛犬がゆっくりと睡眠が取れる場所です。
犬は硬い床より、ふかふかの寝床を好みます。愛犬専用のベッドがおすすめです。
いつでも安心して休むことができる寝床を整えてあげてくださいね。
快適な室内温度(湿度)が保たれている場所
愛犬にとっての快適な室内温度や室温は、良質な睡眠にもつながりますよ。
小型犬で言うと、冬の室内温度は20〜25度。夏で言えば25度〜27度が目安です。
また、エアコンを着けると空気が乾燥しやすくなるので、室内湿度を約50%前後に保ってあげましょう。
トイプードル、小型犬に適した室内温度の詳しい内容についてはこちらで解説しています。参考にしてください。
静かな場所で睡眠が取れるようにする
特に、室内犬だと昼夜問わずに人の生活音は常にあります。眠りの浅い犬にとっては、気になって眠りにつけないことも。
なので、できるだけ室内の生活音や、屋外からの雑音が聞こえにくい場所で過ごさせてあげてください。
偏りのない食事を与える
食事が多すぎるのも肥満のもと。少なすぎるのも体には良くありません。
栄養バランスが取れた食事は、長生きさせるうえではとても重要。ドッグフードで言えば、【総合栄養食】の表示のあるものを選びましょう。
また、年齢に合った食事量を与えることも大切。年代にあった分量にも気を配ってあげることも必要です。
長寿の共通点には、健康な胃腸も関係します。消化の良い食事も心あげてあげてください。
消化の悪さは年齢に関係なく体に負担をかけてしまいます。偏りのない食事を心がけて、愛犬の長生きに良いものを選んであげるのがおすすめです。
適度な運動をさせること
運動不足は、肥満の原因にもなるし、免疫力を下げしまい寿命を短くすることにつながってしまいます。
なので、適度な運動はとても大切!
また、運動は心身に刺激を与え、(老犬なら)認知症や体力低下を防いでくる効果もあります。
室内犬は、「室内運動だけで大丈夫!」と、案内するペットショップもあるようですが...散歩が必要のない犬なんていません。
散歩には運動するだけでなく、このような効果もあります。
- 室内以外の刺激を受けることができる
- ストレス発散をすることができる
- 社会性を身に付けることができる など
健康だから運動ができる。運動するから、健康でいられます。
つまり、散歩だって愛犬が長生きするためには必要なことなのです。
散歩と長生きについては、こちらをあわせて読んでみてください♪
健康な状態で寿命を延ばすためにも、日々の適度な運動はとても大切です。
スキンシップをしっかり取る
愛犬にとって、飼い主さんとコミュニケーションが取れない環境は孤独でしかありません。
また、触れ合うことは、愛犬のちょっとした異常に気付くことができるチャンスです。
散歩や室内遊び、ブラッシングでも愛犬と触れ合えればOKです。
犬に話しかけると長生きすると言われるくらい、スキンシップは大切ですよ。
毎日少しでも長く、スキンシップやコミュニケーションを取ること心がけてあげてください。
寂しい思いをさせないことだって、愛犬を長生きさせる秘訣につながります。
健康で長生きが大切!「あまりにもよく寝る...」犬が寝すぎと感じたときは?
犬の睡眠の特徴が分かっていても、いつも以上によく寝ると感じたら、体調不良を疑っても良いかも知れません。
愛犬の健康長寿のために、気にかけた方が良いことをまとめました。参考にしてください。
犬の寝すぎから見える病気のサインとは?
いつもよりよく寝ている様子から、異常を感じた場合には注意が必要です。
こんな時は要注意
- 精神的にストレスがかかり過ぎている
- 甲状腺ホルモンが機能低下している
- 関節が痛そう、動きたがらない など
ご飯を食べない、散歩を嫌がるなど普段とちがう時も注意が必要ですよね。
反対に、犬の眠りが浅いぎたり、睡眠時間が短く感じる場合であっても同じこと。
これも病気のサインかも知れません。
こんな時も要注意
- 安心して睡眠できていない
- 心疾患・呼吸器疾患などが関係している
- 老犬期の認知症の疑いがある など
このような場合は、愛犬の様子を見逃さずに、いつもと異なる変化に気付いてあげましょう。
体調不良が原因なら、早めの動物病院を受診をおすすめします。
健康診断(定期検診)を活用して健康長寿を目指そう
定期的な健康診断(定期検診)は、愛犬の健康チェックができるのでおすすめ。
動物病院で「犬の健康診断をしたい」と伝えれば、いつでも受けることができますよ。
犬の健康診断によっては、朝ごはんを食べさせないで来てくださいと言われる場合も。事前に問い合わせてから受けるようにしてくださいね。
日常生活に気を付けていても隠れた病気は、なかなか気付くことができません。
健康診断を期に、病気の早期発見や早期治療ができれば、愛犬の長生きにつながります。
でも万が一、病気が見つかった場合は、手術や長期入院など高額な費用がかかることも。
そんな時のためにも、普段からのペット貯金やペット保険の備えだって必要で、わが家の場合も準備をしています。
ペット保険を考えているなら、日頃から資料を見比べたりして検討しておくのも良いですよ。
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まとめ
ここまでが本記事の解説となります。
犬がよく寝ることが長生きと健康に関係があるのか?犬の睡眠の特徴と長生きの秘訣(コツ)を交えながら紹介してきました。
最後に、お伝えしてきたポイントをまとめると以下の通りです。
- 犬がよく寝ることと長生きは関係がある
- 人と犬の平均睡眠時間と睡眠の質は異なる
- 犬が長生きする睡眠の秘訣(コツ)4つを整えて健康長寿
何度もおなじことの繰り返しですが、健康は長生きのもとです!
愛犬の睡眠への理解を深めて、いつまでも楽しく過ごせる日々を送ってくださいね♪