「みんなどれくらいの頻度でトリミングに連れて行くんだろう?」
「そもそも何でカットを頻繁にしないといけないの?」
今回はこのような悩みについて解説していきます。
この記事を読むことで、以下のことが分かるようになります。
- トイプードルには定期的なトリミングが必要な理由が分かる
- カットは可愛く見せるだけでなく、健康トラブルを防ぐ効果がある
- トリミング以外にも普段からのお手入れが大切
トイプードルの毛は、抜けない代わりに伸び続ける特徴があります。そのため、伸びた毛は健康トラブルを引き起こしてしまいます。
この記事を書く私はトイプードルと暮らしはじめて8年が経ちました。
いつも一緒に過ごす日々からは、愛犬が感じていることにもほとんど気付いてあげられるようになりました。
また、共に病気を乗り越えてきたことも愛犬との絆を深めています。
このブログでは、トイプードルを飼う飼い主さんが感じる悩みをもとにお伝えしています。
関連記事としてこちらの記事でも紹介しています。よければ読んでみてください。
それではよろしくお願いします。
目次
【結論】トイプードルは毛が抜けない犬種、カットの頻度は月1回が理想!2ヶ月に1回が限界
トイプードルの毛は、抜けない代わりに放っておくと伸び続けるシングルコートと言う被毛。カットをしないと毛が伸びきってしまう犬種だからです。
私の周りのトイプードルの飼い主さん達もこのような意見の人がほとんどです。
「カットしない期間は長く見ても2ヶ月までが限界かな...」
「トリミングに行かなくても、その間だってお手入れは必要!」
本来は月1回のカットが理想的ですが、長く見ても2ヶ月を過ぎるまでにはカットに行く必要があります。
トリミングの頻度が多いと感じる?トイプードルの毛とカットの関係
なぜなら、以下のようなことを引き起こしてしまうからです。
- 毛玉ができてしまう
- 毛玉が皮膚への通気性を悪くし、雑菌が繁殖する(皮膚炎になる)
- 耳の毛が伸びて外耳炎を引き起こす
- 足裏の毛が伸びて床で滑りやすくなる(脱臼の原因)
- 目の周りの毛が目に入ってしまう など
トイプードルの毛は“くるくる”とした特徴的な巻き毛。シングルコートだから抜け毛は少ないと言えど、抜けないことはありません。
毛玉となった毛は、皮膚への通気性を悪くし雑菌などの繁殖を手助けさせてしまいます。これが原因で皮膚炎などを発症させてしまうのです。
また、トイプードルに多い膝蓋骨脱臼(パテラ)も、足の裏の毛が伸びてしまうことでフローリングなどの床で滑りやすくなり発症してしまうことだってあります。
そのためにもトイプードルには定期的なカットが必要と言えます。
トイプードルをカットに連れて行く頻度はカットスタイルで考える
いくら2ヶ月に1回のカットは大丈夫と言っても、長さを残すカットであれば早めのカットが必要になります。
特に季節によってカットスタイルは変わるもの。
夏場はお部屋の室温も高くなるので短かくカットする飼い主さんも多く、冬場は毛の長さを残す飼い主さんが多い傾向にあります。
季節にあわせてカットの長さを調節をしてみるのも良いかも知れませんね。
カットに連れていきたい頻度や毛の長さにについては、一度トリマーさんと相談しながら決めるのが良いでしょう。
カットの頻度を空ける場合は普段からのトイプードルの毛のお手入れが大切
なぜなら、トリミングでのカットやシャンプーだけでは毛玉などからの健康トラブルを防ぐことは難しいからです。
誰でもできる自宅でのお手入れ方法としては、ブラッシングとシャンプーがあります。
できるだけ毎日のブラッシングをする
毛玉を作らないことはもちろんのこと、毛に付いた汚れ、散歩後のノミやダニなども取り除くことができるからです。
トリミングに行く回数を少なくするのであれば、日々のブラッシングはかかせません。
ちなみに、わが家ではブラシの部分が出し入れできる便利なこのタイプのブラシを使っています。
ブラシが何であるせよブラッシングでのケアは大切です。
2週間に1回はシャンプーをしてあげる
トリミングに行かないあいだも愛犬の皮膚から出る脂(皮脂)が多くなると、汚れが溜まってしまい皮膚炎の原因にもなります。
シャンプーをするときのコツは、犬用の泡立てスポンジを使ってフワフワなるまで泡立ててから洗います。
その際にも体を優しくマッサージする感じで洗ってあげると良いですよ。
シャンプーを落とすときもぬるま湯を使って洗い流し、濡れた毛はしっかりと乾かしてあげましょう。
そんな時、刺激の強いシャンプーや肌荒れを起こすシャンプーであったりすると愛犬の体に負担をかけてしまうこともあります。
愛犬に使用するシャンプーについては気を付けてあげましょう。
低刺激で皮膚や毛に優しシャンプーの中でも、アミノ酸系シャンプーは特にオススメです。
こちらの記事でまとめていますので、良ければあわせて読んでみてくださいね。
トリミングの頻度を少なくするため、トイプードルの毛を自分でカットする?
綺麗にカットできなかったり、ケガをさせたり、失敗するケースも多く基本的にはトリミングサロンにお願いした方が良いです。
- ブラシ(スリッカーブラシ)
- ハサミ(トリミングシザー)とコーム
- トリミング用の背の高い机または台
- シャンプー
- ドライヤー(温度調節ができるもの)
カットやシャンプーは愛犬にとっては体力を使い体に負担がかかります。
もし愛犬のトリミングに不安を感じたり負担をかけそうに感じるのであれば、プロのトリマーさんにお任せする方が良いでしょう。
その際には普段のブラッシングやシャンプーで、毛玉を作らない・皮膚炎などを発症させていない状態で預けることがトリマーさんもスムーズに作業ができます。
やっぱり日々のお手入れをすることはとても大事ですね。
【体験談】実際にわが家の愛犬トイプードルがカットに行く頻度と費用
もともと短めにカットをするので、1ヵ月では早く2ヶ月では長く感じてしまうからです。
私も信頼できるトリマーさんなので安心して預けることができるので、トリミングが終わったその日に次回の予約を入れて帰って来ます。
わが家が行くトリミングサロンも参考に、一般的な費用や所要時間などよくある疑問についてご紹介します。
トリミングの相場と所要時間は?
地域やトリミングサロンによっても異なりますが、一般的なカットとシャンプーを合わせたトリミングにかかる費用の相場と所要時間はこのような感じではないでしょうか。
- 料金設定:6,000円〜10,000円くらい
- 所要時間:2時間〜3時間くらい
料金設定については“小型犬・中型犬・大型犬”で分けているトリミングサロンが多いようです。
- 料金設定:8,000円くらい
- 所要時間:2時間〜3時間くらい
わが家のように1ヶ月半に1回に行くのであれば、年間通して最低8回はお世話になるトリミングサロン。
愛犬にはできるだけ負担にならないよう、相性の良いトリマーさんを見つけることも大切です。
ひどい毛玉がある場合は追加料金も発生する?
トリミング時に、ひどい毛玉がある場合には追加料金が発生することもあります。
理由は、毛玉がたくさんあったり、頑固な毛玉があることでトリマーさんに負担がかかってしまうからです。
トリミングサロンによっても料金か異なるので、もし気になるようであれば一度トリマーさんに相談してみましょう。
追加料金がかかることは経済的にも辛いですが第一は愛犬の健康です。健康を守るためにも日々のお手入れを心がけてあげてくださいね。
実は、ワクチン接種後のトリミングは控えることが原則。愛犬の体に負担をかけてしまうことがあるからです。
定期的なトリミングが必要と言っても、この時期だけは避けてあげるようにしましょう。
詳しい内容についてはこちらで紹介しています。あわせて読んで見てくださいね。
まとめ
以上が「トイプードルのカットの頻度は月1回が理想!長くても2ヶ月が限界?」の解説になります。
トイプードルの毛の特徴やお手入れが必要な理由を理解することで、愛犬にあったトリミングの頻度も分かるようになります。
ここまで解説してきたことをもう一度確認すると以下の通りです。
- シングルコートのトイプードルは1ヵ月〜2ヶ月でトリミングが必要になる
- カットは可愛く見せるだけでなく健康トラブルを防ぐ予防効果がある
- トリミング以外にも普段からのお手入れが大切です
愛犬が清潔に健康に過ごすためにも、トリミングや普段からのお手入れに気を付けてあげましょう。
今回はここまでとなります。
この記事があなたのお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。