犬に人間用シャンプーを使うのと、犬用シャンプーを使うのって一体なにが違うの...洗えれば同じゃない?
犬には人間用シャンプーを使った方が安全!そんな意見もチラホラ…でもそれって本当?
体をキレイにしてあげたいけど、犬に最適なシャンプーは何を使えば良いのか迷いますよね。
今回は、人間用のシャンプーを犬に使うことについて解説します。
この記事で分かること
- 犬には人間用に開発されたシャンプーはおすすめできない
- 犬と人間の皮膚と毛の構造の違いから、犬用シャンプーはおすすめ
- 安全なしっかり開発された犬用シャンプーを使うことが大切
人間用のシャンプーを犬に使うこと、賛否両論あるのも事実です。
でも、なぜ犬に人間用シャンプーを使わない方が良いのか?ここをポイントにして紹介していきます。
すでに犬に人間用シャンプーを使うより、犬用シャンプーを使いたい飼い主さんは、こちらの記事も参考にしてみてください。
目次
【結論】犬のために開発されていない人間のシャンプーはおすすめできない
人間用シャンプーは、人の毛や皮膚の汚れを落とす目的で開発されたもの。犬用に作られたものではないからです。
犬用だからと言って、粗悪な商品が出回っていることも事実です...。
なので、飼い主さんは犬用にしっかりと開発されたシャンプーを選ぶ必要があります!
本記事では、安全に開発された犬用シャンプーを前提にお伝えします。
では、なぜ犬に人間用シャンプーを使わない方が良いのか?ここをポイントに解説していきますね♪
犬に人間のシャンプーを使うことが、おすすめできない理由
犬と人を比べた場合、これらのことが関係していると言えるからです。
犬と人の比較
- 犬の毛は細く、皮膚はデリケートで繊細な特徴がある
- 反対に、人の毛は犬より太く皮膚も丈夫にできている
そのため、犬の皮膚や毛は人ほど強くないことから過度な負担をかけてしまいかねません。
これは犬も人も同じこと。シャンプーの役割は変りません。
しかし、人間用シャンプーで皮脂を取りすぎてしまうと、ある程度の皮脂量で保護されていた膜がなくなってしまいます。そのため、皮膚がガサガサになったり、体に悪い影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
このような構造上の違いが、犬には人間用シャンプーがおすすめできない理由です。
犬に人間用のシャンプーがおすすめできないポイント3つ
犬に人間用のシャンプーを使う際には、犬と皮膚と毛の構造について理解を深めておきましょう。
人間用シャンプーが、おすすめできないポイントは以下の3つです。
おすすめできないポイント3つ
- 皮膚のph(ペーハー)が違う
- 犬の皮膚は人より薄い
- 人とは毛質が異なる
それぞれについて解説していきます。
皮膚のph(ペーハー)が違う
ph(ペーハー)とは、酸性かとアルカリ性を表す数値のことです。
人の皮膚が弱酸性であるのに対して、犬の皮膚は中性〜弱アルカリ性です。
人間用シャンプーは、人の皮膚に合わせた犬には刺激の強い弱酸性で作られているものがほとんど。
反対に、犬用シャンプーは犬の皮膚に合わせた刺激を抑えたもので作られています。
そのため、皮膚や毛の皮脂を取りすぎないように開発されているのです。
犬は皮膚や毛に付く皮脂によって外部からの有害物を防いでます。愛犬に合わないシャンプーを使い過ぎてしまうと肌荒れの原因となったりします。
すべての子が人間用シャンプーで悪い影響が出るとまでは言いにくいものの、使って心配のありそうなものは始めから使わないのが最善です。
犬の皮膚は人より薄い
人と比べた場合、犬の皮膚の厚さは人の3分の1〜5分の1ほどしかありません。
そのため、1度や2度人間用シャンプーを使ったところですぐには分からなくても、使い続けることによって体に負担をかけてしまいます。
人間用シャンプーは人の皮膚の汚れと人の皮脂を落とすように作られたもの。人間用シャンプーは犬の皮膚に残すべき皮脂までも取り除いてしまうのです。
皮脂の量にはバランスが必要です。多すぎても、少なすぎても細菌などの外敵から身を守れなくなってしまいます。
犬には犬の皮膚に合わせて作られたものを使うことで、刺激を抑え皮脂のバランスを取れるように作られています。
人とは毛質が異なる
なので、自分の体から出る皮脂をコーティングさせることで皮膚だけでなく毛も守ってくれます。
しかし、皮脂を落としすぎてしまうと皮脂による毛のコーティングができなくなり、毛にも悪い影響を及ぼすことになるのです。
つまり、犬の毛も人間のようには強くない特徴があり、犬用シャンプーは必要な皮脂を保つように作られています。
人と異なる犬の皮膚と毛の構造を理解したうえで、シャンプーを選ぶようにしましょうね。
犬に人間用シャンプーを止めても、犬用シャンプーにも相性はある
犬用シャンプーも種類が多く中には弱酸性であったり、愛犬の皮膚や毛に合わないものもあります。
気を付けていること
- 皮膚が赤くなっていたりしないか
- 荒れていたり、乾燥していたりしないか
- 以前と比べて毛質が悪くなっていない など
特に使用後すぐに気にならなくても、後から皮膚や毛のトラブルが出るかも知れません。
しばらは、様子を見るようにしています。
異常があったり、気になるところがあれば、使っている犬用シャンプーは止めておきましょう。
犬用シャンプーは、法令で成分表示が義務付けられていないのも事実です。
製品の安全性や、成分の不透明さの不安は残りますよね。
だからこそ、冒頭でもお伝えしたように、安全に開発された犬用シャンプーがおすすめとお伝えしたわけです。
とりわけ、低刺激で皮膚や毛に優しいアミノ酸系シャンプー。愛犬の体を思いやったシャンプーをこちらで紹介しています。
まとめ
ここまでが本気の解説となります。
犬と人の皮膚や毛の構造上の理解を深めることで、愛犬には犬用シャンプーを使う判断がしやすくなると思います。
ここまでお伝えしてきたことを、もう一度確認すると以下の通りです。
- 犬には人間用に開発されたシャンプーはおすすめできない
- 犬と人間の皮膚と毛の構造の違いから、犬用シャンプーはおすすめ
- 安全なしっかり開発された犬用シャンプーを使うことが大切
ぜひ、あなたの愛犬にあった犬用シャンプーを使ってあげてましょう。
愛犬を一番近くで守れるのは、飼い主さんだけです^^
最後まで読んでいただいてありがとうございました。それではまた。