「最近、愛犬の歩き方がおかしい...すぐに座り込んでしまうようになった...」
「関節炎だと診断されたけど、これから家庭内でもできるケアってあるのかな?」
今回は、そんな犬の関節炎について紹介していきます。
この記事を読むことで以下のことが分かるようになります。
- 関節炎には早期発見・早期治療が必要であることが分かる
- 私たち飼い主ができる対処法や予防法を知ることができる
関節炎は発症すると完治が難しいので、いかに進行を遅らせるか、痛みを和らげてあげるかが大きな課題です。
最後まで読んでいただけると、飼い主さんができる関節炎の改善方法が分かるようになります。
そんな私は愛犬トイプードルと一緒に生活をはじめてから早くも8年が経ちました。
これまでに関節炎を含め、いくつかの病気を乗り越えながら共に暮ごしています。
病気を克服しながらも毎日元気な姿を見せてくれる愛犬の姿に何度も安心させられる私です。
そういった日々からも愛犬との「絆」も深くなりました。
このブログでは、トイプードルや小型犬の飼い主さんが感じる悩みをもとにお伝えしています。
それではよろしくお願いします。
目次
【結論】犬の関節炎は完全に治ることは難しいけど、早期発見と早期治療が必要
関節炎はそのまま放っておいても良くならないし、反対に症状が進行する確率のほうが高いからです。
関節炎は、早期発見・早期治療を行うことで重症化を防ぐことができます。
少しでも飼い主さんが見て異常を感じなら、獣医さんに相談してみましょう。
犬の関節炎が治るためには、なぜ早期発見と早期治療が必要なのか?
fa-bullhorn関節軟骨とは
骨と骨の間を保護したり、関節が滑らかに動くようにしている軟骨のこと。
本来はツルツルしている関節軟骨の表面が、関節炎によって軟骨組織を破壊し軟骨そのものの滑らかさ奪ってしまいます。
そのため、関節の動きは滑らかに動かなくなることから慢性的な痛みを伴うようなるのです。
一度発症すると関節軟骨は完治させることが難しく、以下の療法が主なサポートなります。
- 関節炎の進行を遅らせる
- 痛みを和らげてあげて運動ができるようにする
関節を動かすことが大事なので、関節炎の痛みや炎症を取り除いて行くことが大切になります。
そのためには、初期症状の段階での早期発見・早期治療が必要となるわけです。
犬の関節炎に良く見られる初期症状に気付いてあげることが大切
関節炎によく見られる症状には以下のものがあります。
- 活発だったのに元気がなくなってしまい遊ばなくなった
- 以前のようにジャンプしたり遊んだりしなくなった
- 遊んでいるときに痛そうに鳴いたり歩き方がおかしくなる
- 足や体を触ろうとすると嫌がる
- 片足を上げながら歩いたり、引きずるような歩き方をする
- 起き上がるのに時間がかかり歩きにくそうにしている
- 今までより歩くのが遅くなった
- 散歩に行きたがらなくなった
- 散歩時間が短くなったり、散歩途中で座り込んでしまう
- 階段の上り下りを嫌がるようになる
これらの症状が出はじめる原因には、関節に負担となる外傷や脱臼、肥満、運動不足があります。
そのうえで、初期症状を感じた場合は早めの治療をはじめて行くことが大切です。
治ることが難しい犬の関節炎に私たち飼い主ができる対処方法5つ
関節炎は獣医さんからの治療法だけでなく、飼い主さんの努力で予防できたり進行を遅らすことができるからです。
私たち飼い主ができる主な対処方法5つを紹介します。
- 肥満を防ぐようにする
- 関節に負担をかけない室内環境を作る
- 滑りやすい床を見直す
- 体と関節を冷やさないようにする
- 栄養補助食品(サプリメント)を使う
それぞれについて紹介してきます。
肥満を防ぐようにする
なぜなら、体重が増えてしまうことで今まで以上の重さの体重が関節に負担をかけてしまうからです。
また、関節を動かさないと筋肉もこわばり動きも悪くなってしまいます。
しかし、関節が痛くて歩けない・運動できないと言った場合は、肥満になる悪循環を繰り返すケースが多く重症化してしまいます。
痛みを和らげてあげられれば、軽度な運動もできるようになるはずです。
関節炎の進行を遅らせ、悪循環を繰り返さないためにも普段から運動をさせてあげましょう。
関節に負担をかけない室内環境を作る
人間であれば自分の意思で行動範囲は制限できますが、犬は自分で決めることはできません。
室内の中でも関節に負担がかからない環境が作れれば、関節炎の進行も遅らせてあげることができます。
滑りやすい床を見直す
床で滑ると愛犬の関節や膝に大きな負担をかけてしまい、関節炎・脱臼の原因を作ってしまいかねません。
愛犬は普段の行動をしているつもりでも、滑る床から姿勢を無意識に保とうして足腰への負担をかけています。
床が滑ることで症状が悪化しないためにも、室内環境を見直してあげましょう。
体と関節を冷やさないようにする
関節の痛みを和らげるには、体を冷やさないことが大切です。
体が冷えると体温が下がり血行が悪くなります。そうすると、筋肉もこわばるため関節の痛みに敏感になってしまいます。
なので、冬の寒い日など室温が低い日は温度管理に注意してあげて、体や関節を冷やさないようにしてあげましょう。
また、室内で運動させてあげる時も体が冷えていると関節に良くないので、温まってから徐々に体を動かせてあげてください。
栄養補助食品(サプリメント)を使う
栄養補助食品には、食事で不足している栄養補給や機能強化などの健康維持・病気予防を促す効果があるからです。
特に、わが家では関節機能を補助してくれるサミー(SAMe)と言った成分が入った栄養補助食品を使っています。
直接、細胞に働きかけてくれるので弱った患部の修復や再生する力をサポートしてくれます。
サミーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。あわせて読んでみて下さい。
まとめ
ここまでが「犬の関節炎は完全に治ることは難しい!私たち飼い主ができること5つ」の解説になります。
関節炎は完治させることは難しいけど、早期発見や早期治療、日々の生活環境や飼育環境を見直すことによって、症状の進行を遅らせたり痛みを和らげてあげることができます。
この記事でお伝えしてきたことをもう一度まとめると以下の通りです。
- 関節炎には早期発見と早期治療が必要
- 私たち飼い主ができる対処法や予防法で改善することもできる
飼い主さんができることも合わせて続けていくと、今後の関節への負担も軽くしてあげられるはずです。
愛犬を守れるのは飼い主であるあなただけです。できる限りのサポートしてあげましょう。
今回はここまでとなります。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
それではまた。